長野県佐久市からビジネスをつなぐ、人と企業をつなぐ

SAKU Messe

SAKUメッセ2025

SAKUメッセ2025

総括 — 地域をつなぎ、未来を描く3日間

10月1日(水)〜3日(金)の3日間、佐久市総合体育館を会場に開催された SAKUメッセ2025 は、70団体の企業・団体が出展し、合計で約3,400名もの来場者を迎える盛況のうちに幕を閉じました。本展示会は、佐久広域圏の “Well being(ウェルビーイング)” の実現を掲げ、「より豊かに生きる 佐久地域を共に創る」をコンセプトに据え、地域企業の魅力発信と学生・市民との出会いの場を提供することを目的に実施されました。

SAKUメッセ2025

来場・出展の概略

出展企業は、製造業を中心に、IT、建設、サービス業など業種を問わず幅広く募集され、企業の技術や魅力を市民・学生に伝える機会となりました。

・出展企業・団体数:70団体 (出展企業一覧はこちら)
・来場者数:3日間で合計約3,400名
・学生来場数:小中高校生・学生を中心に、2,000人超が企業展示の見学に訪れました.
・開催期間・時間:10月1日(水)〜3日(金)、9:30〜16:00
・開催テーマ・スローガン
 ・開催コンセプト:「より豊かに生きる 佐久地域を共に創る」
 ・スローガン:〜夢をつなぐ〜

主なプログラムと見どころ

● 小中高校生・学生対象の展示見学会

1〜2日目には小中学生、3日目には高校生を中心にした見学会が行われ、多くの学生が地域企業の展示を熱心に見て回りました。参加学生は、各企業ブースで技術内容や製品に触れたり、ブース担当者の説明を聞いたりと、将来の就職先として地元企業を視野に入れるきっかけを得たようです。展示企業の技術の“面白さ”や、現場で働く社員の雰囲気を間近で感じ取り、学生たちの視野が広がった場面が多く見られました。

SAKUメッセ2025

● 製造業対抗ミニ四駆大会(“魔改造のSAKU”)

出展企業から16チームが参加し、自作または改造したミニ四駆による熱戦が繰り広げられました。予選・敗者復活方式を採用し、決勝ラウンドまでしのぎを削る展開に。 参加技術者たちは自社技術やアイデアを活かしてマシンを調整し、スピード勝負・改造勝負の両面で挑んでいました。このイベントは、ものづくり技術のアピール機会であるとともに、企業同士の技術交流や意識の刺激にもなりました。

製造業対抗ミニ四駆大会(“魔改造のSAKU”)

● ネクストSAKUアワード(高校生アイデアコンテスト)

地域の“困った”をテーマに、高校生が課題発見から解決案を練るアイデアアワードも実施。柔軟な発想、多様な視点からの提案が複数挙がり、地域課題に鋭く切り込む力を感じさせる作品が見られました。このアワードを通じて、企業・自治体・学生の間で双方向の対話が生まれ、若い世代が地域に対して能動的に関わる契機となりました。

ネクストSAKUアワード(高校生アイデアコンテスト)

● ビジネス交流会(Well-beingな経営を考える)

出展企業や地域経営者、行政関係者などが一堂に会し、「ウェルビーイングな経営に挑む経営者」をテーマにパネルディスカッションを実施。登壇した経営者たちは、自社の取り組み事例をもとに、

・働きやすい環境づくり
・従業員の幸せと企業の成長の両立
・地域社会と企業の共生

といったテーマについて意見を交わしました。単なる企業紹介にとどまらず、「人・組織・地域がともに幸せになる経営」を考える場となり、参加者からは「共感した」「実践に活かしたい」といった声も多く寄せられました。

ビジネス交流会(Well-beingな経営を考える)

● 交流・発信・体験の場

展示会場内には、企業によるプレゼンテーション、業種別体験ゾーン、学生と企業の交流会、展示企業同士の交流など、多彩な場が設けられ、来場者・出展者双方にとって“つながり”を育む機会が提供されました。また、地域の観光施設・団体もブース出展し、ファミリー層や地域住民も気軽に立ち寄れる催しも展開

交流・発信・体験の場

今後の展望

SAKUメッセ2025は、地域企業と学生、地域住民・他地域企業をつなぎ、産業振興と人材交流のハブとなる場を実現しました。今後はこの“つながり”を長続きさせ、生かしていくことが鍵です。SAKUメッセは、地域の“資源”(企業力・人材・発想)を結び、未来を紡ぐ架け橋として、これからさらに進化していくことが期待されます。

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